ローマの休日
★ ローマの休日・あらすじ ★
ヨーロッパの各国を親善旅行中のある小国の
王女アン(オードリー・ヘプバーン)がローマを訪れたとき、
過密スケジュールで少々神経衰弱気味になってしまいます。
侍医は王女に鎮静剤を打つのですが・・・
疲労のためかえって目が冴えて眠れなくなり、
侍従がいないのをよいことに王女はひとりで宮殿を脱出してしまいます。
アンは街を歩いているうちに薬がきいてきて眠くなり広場のベンチで
寝こんでしまう。そこへ通りかかったアメリカのが、
新聞記者ジョー・ブラドリー(グレゴリー・ペック)。
彼は、彼女を王女とは知らず、助けおこして自分のアパートへ連れ帰ります。
翌朝、彼女が王女であることを知ったジョーは、
これこそ特ダネ記事をものにするチャンスと思い、
ローマ見物の案内役をひきうけることに・・・
アン王女はジョーの魂胆も知らず、まず床屋で髪を短く切らせ、
1日中のびのびと遊び歩きます。
ジョーの同僚のカメラマン、アーヴィングは、隠しもった小型カメラで
ぬけ目なく王女の行動をスナップ。
一方、王女失踪で大使館は上を下への大騒ぎ、しかし、
世間に公表するわけにも行かず、本国から秘密探偵をよびよせて
捜査が開始されることになります。
夜になってアン王女が遊覧船の上でジョーとダンスを楽しんでいるところへ
秘密探偵が現れ、大乱闘。
ジョーとアン王女は河にとびこんで追手の眼を逃れることができました。
その間に、2人の胸には深い恋ごころが芽生え、
河べりの闇の中で、2人は熱い接吻をかわします。
しかし、この恋はもともと実るはずもない恋。
ジョーはアン王女を大使館に送りとどけることに・・・
数日後、アン王女の新聞記者会見が大使館で行われたとき、
アーヴィングはあのとき撮影したフィルムをそっと王女に渡します。
そして、ジョーとアン王女とは、目と目を見合わせ、
無言の別れを告げあうのです。せつない。。。(涙)